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ラマザン・バイラム

19日にラマザン(ラマダン)が終了。
20日から3日間、ラマザン明けのお祝い、バイラムが始まりました。
20日朝にはモスクでラマザン礼拝が行われ、各地のモスクは人でいっぱいでした。
サラエボにある、ボスニア・ヘルツェゴヴィナで最大のガジ・フスレヴ・ベグ・モスクの礼拝は毎年テレビ中継され、信者が礼拝に詰めかている様子が見られました。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナのイスラーム信仰者は、1日5回の礼拝も欠かささない人、バイラムのときだけはモスクに礼拝に行くという人もいて、度合いは様々です。
あまり信心深くない人でも、バイラムは一種の年間行事みたいな形でお祝いします。

baklava

バイラム初日は家で家族・親戚とお祝いする日です。
各家庭で様々な種類の食事を用意します。
そして一般的に、バクラヴァというクルミとパイ生地を使ったあま~い砂糖シロップの浸み込んだお菓子が用意されます。
(バクラヴァの写真を差し替えました)




ramazan-bajram4.jpgバイラム2日目は「殉教者の日」とされ、お墓参りをします。
旧市街バシュチャルシヤの北側、コヴァチの墓地(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ独立後の初代大統領、アリーヤ・イゼトベゴヴィッチの墓もある)でも「殉教者」に敬意を表する式典が行われたようです。
バシュチャルシヤの水飲み場(セビリ)で、式典帰りのムスタファ・ツェリッチ氏(ボスニア・ヘルツェゴヴィナのイスラーム共同体の顔となっている人)を見かけました。小さいので判りづらいですが、写真中央に白い帽子を被っている後姿がそうです。 



ramazan-bajram2.jpg

コヴァチよりさらに丘の上にも墓地があり、私はそこへ向かいました。
とても見晴らしが良い場所にあります。

途中の坂は勾配がきつくて息が切れます。
どうしてこんな坂に家を建てるんだという素朴な疑問がいつも浮かびます。
住民には慣れたものかもしれませんが、坂の上り下りはお年寄りにはきついはず。
まして、雪が降ったときなんか滑って危ない!



ramazan-bajram3.jpg
バシュチャルシヤの北側の丘にはマハラというオスマン帝国統治時代に拓けた住宅地があって、細くて入り組んだ坂道に住宅が立ち並び、なかなか趣があります。

都市の喧騒はなく、日常生活の息吹が感じられます。

汗をかきかき、息が切れて喉が渇いたところに、ちょうどそれを見越したかのように水飲み場があったりして、喉を潤おすことができました。

サラエボのマハラ巡りというのもおもしろそうです。



バキイェ墓地からサラエボ市街を眺める
ramazan-bajram1.jpg





さて、ここからは余談です。

新聞記事では、このバイラムという祝日に乗じて(?)物乞いが街に増えたと書かれていました。
サラエボ市内(特に旧市街の人が集まる場所)には普段から物乞いがいますが、こういう行事がある時というのは言葉は悪いですが、物乞いにとっては稼ぎ時。
人が集まるモスクや宗教関連施設、墓地付近で物乞いが多くいました。
記事によると、物乞いが集団で他の町からサラエボに「出張」してきて、各通りに散らばって組織的に物乞いを行っていたとのこと。
イスラームでは貧しい者への喜捨が奨励されることもあり、バイラムという祝日も利用し、道行く人にバイラムをお祝いする言葉をかけるという作戦も使いつつ「稼いで」いたようです。

まあ、これもバイラムの時の一風景になっている感があります。
本当はサラエボでは物乞い行為が法律で禁止されていて、警察の取り締まり対象になっています。
でも実際は見逃されている所が多々あって・・・と思っていたら、今日は警察に物乞い母子が連行されている場を目撃してしまいました。


最後に物乞いのことを書いたので、締まりがないバイラムの記事になってしまいましたが・・・。
バイラム期間中は、お墓参りに行く人たちの需要を満たす路上花売りが現れたり、タクシーは稼ぎ時。
街中ではよそ行きの服を着た人々が見かけられ、街はいつもと違った落ち着いた雰囲気でした。以上!

Comment

 

確かにあの坂を毎回登るのはつらそう~。車で登るのも大変だけどね。
でも、あの地域の雰囲気って何となくいいんですよね~。

バイラムの物乞い、実は私もバスターミナルで小さい女の子に「バイラムおめでとう」と声を掛けられてつい小銭を上げてしまいました。
普段は気に掛けないんだけど、宗教は違うとはいえ「まあ、お祝いだしね~」という気分になってついつい・・・
額にしたら1KMにも満たない位だったんですが、まあお祭りだしお菓子でも買ってくれって感じですかね。「これっぽちしかくれないなんてケチな外国人だな」と思われた事は間違いないと思われます(^^;)ま、あくまで気持ちですからね。
  • posted by mic'o 
  • URL 
  • 2009.09/27 19:02分 
  • [Edit]
  • [Res]

mic'oさんへ 

あの地域の雰囲気は私も気に入っています。
でも毎回行くたびになんであんな坂に住めるんだろうかって思います。
あの急坂では坂道発進が恐くて、とても私は車を運転できそうにありません。
(いや、車持ってませんけどね)
雪が降った時に行ったことがありますが、坂を下るのがなかなかスリリングでした。
子どもたちはソリ遊びを楽しめそうですが。


物乞いにお金をあげる、あげないは個人の判断ですからね~。
ほんの気持ちでも、小銭をあげたmic'oさんはぜんぜんケチじゃないですよ!
私は冷たいのかもしれませんが、お祭りの時でも物乞いにはほとんどお金をあげたことがありません。

サラエボでの相場(?)はだいたい0.5KMあたりですかね。
物乞いにも色々な人がいますが、物乞いしないと生きていけない人とそうでない人を見分けるのはなかなか難しいです。
英語で話しかけてくる物乞いにはびっくりさせられた覚えがあります。
赤ちゃんを抱いている女性の物乞いもけっこういますが、実は人形を抱いているとかいうこともあったりして・・・。
小奇麗な格好をしていたり、一種の職業になっているような物乞いを見るとなんとも言えない気持ちになります・・・


  • posted by イエティ 
  • URL 
  • 2009.09/29 19:39分 
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  • [Res]

 

はじめまして。
いつだったかこちらのBlogを発見して、それからちょこちょこ覗かせていただいていました。

この記事とは関係がなく恐縮ですが
9/26~9/30までボスニアへ滞在し、
その際こちらのBlogでの情報を参考にさせていただき楽しい旅行となりました。

今回はモスタル、サラエボ(2回目)、そしてセルビア人側のヴィシェグラードへ行きました。

モスタルでは、レストランの付け合せ事件のことを書かれていたのでその店を避け、
サラエボではカフェdibekでボスニアン珈琲を飲み、ジュータ・タビヤに登りました。
本当にここの景色は最高ですね。
ときおり聞こえるアザーンも心地よくずっと座っていても飽きませんでした。

そして帰国後、Blogを覗かせていただきバイラムの記事を発見。
うーん、数日早くボスニアに入っていればまた面白い体験ができたのですね。
それから、記事を遡っていて、ブラガイにも足をのばせばよかったかなぁ、と思いました。
次回があれば、そのときは行きたいです。

とりとめなく長いコメントになってごめんなさい。
たくさんの情報を公開してくださってありがとうございます。
いつも興味深く拝見しています。
それが言いたかったのです。汗

これからもたまに覗かせていただきますね☆
  • posted by Nina 
  • URL 
  • 2009.10/07 17:32分 
  • [Edit]
  • [Res]

Ninaさま 

はじめまして。
励みになるコメントをいただいてとっても嬉しいです!
気まぐれの更新で細々と続けているこのブログがお役に立てたのなら、こんなに嬉しいことはありません。
楽しいご旅行になったとのことで何よりです。

モスタルは日本人旅行者がかなり訪れるようになりましたが、サラエボまで来る人はまだまだ少なく、ましてヴィシェグラードまで行かれる方は珍しいかもしれません。
ヴィシェグラードはモスタルと比べて世界遺産としての認知度がまだまだ低く、観光客受け入れ態勢も遅れていますから。

日本人旅行者の多くはボスニア・ヘルツェゴヴィナの都市に数時間滞在して通り過ぎて行くだけで、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの観光局も日本人観光客を呼び込むための広報活動をしておらず、日本人旅行者にとってはまだまだ情報が少ない国となっています。

クロアチアを訪れる日本人旅行者が増加する中、隣に位置するボスニア・ヘルツェゴヴィナにとっても今が日本人に訪れてもらうチャンスだと思っています。
私はこの国が持つ豊かな文化や自然に魅了されていて、それを少しでも周りの人に伝えたいと思いながらブログを書いています。

私自身これから訪れたいと思う隠れた名所がサラエボやモスタル以外にもいくつもあって、今後ブログで紹介していけたらと思います。
Ninaさんもブラガイを訪れに、またぜひボスニア・ヘルツェゴヴィナにいらしてください。
ブログにも遊びに来てくださいね!


  • posted by イエティ 
  • URL 
  • 2009.10/07 21:12分 
  • [Edit]
  • [Res]

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イエティ

Author:イエティ
BiHとはボスニア・ヘルツェゴヴィナ(Bosna i Hercegovina)の略です
日本人にはまだまだなじみのない国、BiHへの観光客が増えるといいなと思いつつ、地味に情報発信中
ご質問、こんな情報があったらいいな~といったご感想など、コメントやメールフォームでお寄せください

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